例年より早く小屋がけが進められている弘前公園=19日午後、賀田坂付近

 青森県弘前市は18、19日、弘前さくらまつり(4月19日~5月5日)の出店営業希望者を受け付けた。新型コロナの5類移行による弘前公園来園者の増加を見込み、昨年より16軒多い143軒が営業予定で、市担当者は「コロナ前の人出にかなり近づき、にぎやかなまつりになるのでは」と期待。園内では早咲きに備え、出店の小屋がけなどが前倒しで進められている。

 出店の受け付けは弘前公園内の緑の相談所で行われ、19日も大勢の出店関係者が手続きに訪れた。北門(亀甲門)の南側で「三浦食堂」を長年営業している三浦さつ江さん(92)は「コロナの最中は(経営が)厳しかったが、今年は期待している。以前のような客足に戻ってほしい」と話した。

 例年は4月上旬だった出店の受け付けは、昨年の史上最速の早咲きや今年の記録的な暖冬を受け、約2週間前倒しした。小屋がけも3月上旬から始めており、4月1日午後3時以降に関係者へ引き渡す予定だ。市は15日現在、園内のソメイヨシノを4月16日開花、同21日満開と予想している。

 市公園緑地課によると、今年は新規出店者も5軒あるという。土岐康之課長は「出店者が増え、手応えを感じている。おもてなしの心で来園者を出迎え、まつりを盛り上げてほしい」と語った。

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