小坂町の康楽館に中村勘九郎さん・七之助さん出演へ 来年4月公演

中村勘九郎さん(右)と中村七之助さん=康楽館提供
 秋田県小坂町の芝居小屋・康楽館で来年4月18日、歌舞伎俳優の十八世中村勘三郎さんの十三回忌追善「春暁歌舞伎特別公演」が開催される。勘三郎さんの長男・中村勘九郎さん、次男・中村七之助さんらが出演し、中村屋ゆかりの演目「若鶴彩競廓景色(わかづるいろどりきそうさとげしき)」「舞鶴五條橋(ぶかくごじょうばし)」を昼と夜の2回上演する。観劇券は15日から康楽館窓口などで販売する。

 勘三郎さんは2012年12月に57歳で亡くなった。十三回忌追善興行は来年2月に東京・歌舞伎座、同3月に名古屋・同朋高校体育館で開催されるほか、中村屋一門が3月から秋にかけて各地の芝居小屋やホールを巡る陽春、春暁、錦秋の名が付いた巡業も追善興行として行われる。

 勘三郎さんは06年7月、十八代目襲名披露の全国巡業で康楽館を訪れた。この時、勘九郎さんと七之助さんの3人がそろい踏みする予定だったが、勘九郎さんがけがのため休演し、実現しなかった。勘九郎さんが康楽館の舞台に立つのは初めて、七之助さんは2度目となる。

 公演では、最初にトークコーナーがあり、勘九郎さんと七之助さん、中村鶴松さんの3人が語り合う。舞台では、舞踊劇「舞鶴五條橋」で勘九郎さんが武蔵坊弁慶、七之助さんは常磐御前、鶴松さんは牛若丸を演じる。

 2回公演で、正午と午後4時に開演する。上演時間は約2時間15分。料金は全席指定でS席1万円、A席8千円。康楽館での窓口販売は15日から、電話予約は20日からで、いずれも午前9時から午後4時まで。

 15日午前10時からはチケットぴあ、イープラス、ローソンチケットなどのプレイガイドでも取り扱う。問い合わせは康楽館TEL0186・29・3732

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