男鹿の海藻食文化を世界に発信! シーウィードサミット開幕

大龍寺祠堂殿を会場に、海藻養殖と海の生態系の関係などを考えたセミナー
 国内外の海藻とその文化について学ぶ国際海藻サミット「Seaweed Summit(シーウィードサミット)」が4日、秋田県男鹿市で2日間の日程で始まった。初日は船川地区の大龍寺を主会場に、10テーマ以上のセミナーやワークショップが行われた。

 サミットは昨年、イタリア・トリノで初めて開かれた。2回目となる今年は、一般社団法人日本スローフード協会(東京)秋田支部の秋田海藻チームが主導している。

 国内外から77人が参加。セミナーで研究者らが水産資源の保全や海藻食文化を解説したり、ワークショップでは料理家が海藻料理を作って参加者に提供したりした。

 同日夜に市民文化会館で開かれた立食ディナーで、秋田海藻チームを代表し、立命館大食マネジメント学部の石田雅芳教授(56)が「数年前からこの地に通いながら海藻食文化を研究しており、今後世界に向け発信していきたい」とあいさつ。菅原広二市長は「男鹿の海藻に着目していただき感謝している。皆さんと一緒に海藻文化を広めていけたらいい」と述べた。

 5日は午後0時半から市民文化会館で、海藻やうまみの研究で知られるデンマーク・コペンハーゲン大名誉教授のオール・モーリットセン博士が基調講演し、石田教授とトークセッションするシンポジウムを行う。入場無料。

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