参拝者が次々と行き交う岩木山神社の参道=13日正午ごろ

 津軽地方最大の秋祭り「岩木山お山参詣」が13日、青森県弘前市百沢の岩木山神社で始まった。初日の「向山(むかいやま)」は、五穀豊穣(ほうじょう)と家内安全を願う多くの参拝者が次々と訪れ、境内は終日にぎわいを見せた。

 お山参詣は「岩木山の登拝行事」の名称で、1984年に国の重要無形民俗文化財に指定されている。岩木山をご神体とする岩木山神社に集団登拝する津軽の伝統行事で、「ヤマカゲ」などとも呼ばれる。

 同日の境内は露店も並び、午後には駐車場で4年ぶりに民謡ステージなどのイベントが開かれ、コロナ禍前に近い盛り上がりを見せた。厳しい残暑の中、老若男女が石畳の参道を踏みしめながら、拝殿に向かっていた。

 五所川原市から家族で参拝に訪れた藤元杏奈さん(30)は、息子の一颯(いぶき)ちゃん(8カ月)の誕生を神前で報告。「この子が元気に健康に育ってくれれば」と願いを込めていた。

 2日目の14日に行われる「宵山(よいやま)」は、そろいのはんてんを着た一行が津軽一円から訪れ、「サイギサイギ」の唱文とともに岩木山神社を参拝する。同日午後4時からは「登山囃子(ばやし)本大会」が開かれる。最終日の「朔日山(ついたちやま)」は、参拝者がご来光を拝むために岩木山山頂を目指す。

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