屋久島太鼓12年ぶり披露 9日・浪岡秋祭り

東北新幹線全線開業を記念して2011年に青森市内で披露された神鼓(同市提供)

 青森市と友好盟約を結んでいる鹿児島県屋久島町の大太鼓「神鼓(しんこ)」が9日、同市浪岡の花岡公園で開かれる秋の恒例行事「浪岡北畠秋まつり」で披露される。世界自然遺産「屋久島」の登録30周年を記念したもので、同地区への招致は12年ぶり。まつり実行委員会の一戸善正委員長は「感動する祭りになるはず」と期待を寄せている。

 神鼓は、長さ2メートル、口径1.8メートル、重さ1トン。樹齢約3千年の屋久杉をくりぬいて制作され、幹の凸凹を生かした胴が特徴。屋久島町最大の祭り「ご神山まつり」で披露される。

 秋まつりは、ご神山まつりの神事「火おこし」を再現したもので、やぐらの中心に立てた丸太(高さ約9メートル、直径約30センチ)をロープで引っ張り合って生じた摩擦熱で火種を起こす。同町の屋久島太鼓保存会が秋まつりで神鼓を演奏する。

 旧浪岡町時代から中学生の交換ホームステイを通じて屋久島町と交流を続けてきた縁で、門外不出とされている神鼓が旧浪岡町や青森市に2002、11年の2度招致された。青森市役所新本庁舎の落成を祝おうと20年に3度目の招致をする予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大により中止となった。

 当時、神鼓の招致に関わった「日本列島中学生交換ホームステイ浪岡の会」の杉木顕裕(あきひろ)会長は「保存会の会員が正装を身に着けて演奏する姿は屋久島の人たちもあまり見たことがないという。門外不出とされる太鼓を見るだけでも価値がある」と話す。

 一戸委員長は「3度目の招致を許可してもらえてうれしい」と話し、「これからも屋久島町との絆を強めながら、ご神山まつりを再現した秋まつりを長い年月をかけて浪岡に定着させていきたい」と話した。

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