AR動画楽しんで 9月2日縄文まつり/つがる

AR動画やフォトフレームサービスの素材を手にPRする松山さん(左)、大船さん

 「JOMON亀ケ岡遺跡・田小屋野貝塚まつり」が9月2日、青森県つがる市の亀ケ岡石器時代遺跡で今年も開かれる。スマートフォンを使った新たなコンテンツとして、木造高校の生徒が制作した、同遺跡や地元の魅力に触れられる拡張現実(AR)動画と、観光客の記念になるフォトフレームサービスが楽しめる。

 亀ケ岡石器時代遺跡と田小屋野貝塚は2021年7月に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産。登録2周年を祝うとともに、両遺跡を持続可能な形で活用、発信することを目指し、NPO法人つがる縄文の会(川嶋大史理事長)が主催。市教育委員会が共催し、市民団体「じょうもんズ」が協賛する。

 AR動画では両遺跡や同市の特徴をアニメ形式で紹介。フォトフレームサービスは、同市出土の遮光器土偶などのイラストが「顔出しパネル」のような背景となって人物と記念撮影ができる。どちらも、まつり会場近くのしゃこちゃん広場にある遮光器土偶の石像付近の看板、JR木造駅の駅名の看板、市縄文住居展示資料館「カルコ」外壁の看板-の3カ所をARスポットとし、スマホのカメラを向けると1年間利用できるという。

 制作には「県縄文あおもりプロモーション事業費補助金」を活用。ともに同校3年の松山未優さんは「ARコンテンツを思い出づくりに役立てて」、大船海麻(みま)さんは「AR動画は観光客にとって分かりやすい内容にした」と話す。

 まつりは午前11時~午後6時。フード、クラフトの出店が多く並ぶほか、火おこし体験、多彩なステージイベントもあり、子どもからお年寄りまでが楽しめるという。入場、参加無料。問い合わせはつがる縄文の会(電話0173-42-2218)へ。

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