白神山地の麓は雪がすっかり解け、岩木川の源流・大川が注ぐ青森県西目屋村の津軽白神湖周辺では、ブナなどの木々が芽吹き始めている。25日、大川に架かる橋の上からは、エメラルドグリーンの水面が日に照らされ輝いていた。

 この日は、白神山地に村中心部から向かう主要アクセス道路「白神ライン」の冬季閉鎖(砂子瀬-暗門間)解除の日。正午に開いた砂子瀬ゲートを観光客の車が次々と通り抜けていき、橋の上から水没林などの写真を撮る人の姿もあった。

 津軽白神湖は津軽ダムの貯水湖。まだ土色の木々の間からは、残雪の山々が見えた。今年は世界遺産登録30周年の年。白神はここから一気に、まぶしい新緑の季節を迎える。

冬季閉鎖が解除された「白神ライン」(手前)。白神山地(奥)から津軽白神湖に注ぐ大川周辺では新緑が芽吹き始めた=25日午後、西目屋村(東奥日報社ドローンから撮影)

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