大型連休も遊覧船運航 脇野沢沖イルカウオッチング

 むつ市議会は7日、一般質問を行った。同市脇野沢沖に来遊するイルカを間近で見学するために市が運営する観光遊覧船について、市長職務代理者の川西伸二副市長は、来年度から運航開始時期を大型連休前に前倒しする方針を示した。近年、イルカが来遊する時期が早まっているためで、大型連休中も運航することで利用客の増加を目指す。

 杉浦弘樹議員(無会派)の質問に答えた。観光遊覧船「夢の平成号」のイルカウオッチングコースは、例年、陸奥湾にカマイルカが来遊する5~6月に運航。本年度は、一般乗客と学校教育の一環で乗船する児童・生徒ら合わせて524人が利用した。

 川西副市長は「イルカウオッチングは地域資源を最大限に活用した地域の誇りであるとともに、観光の大きな柱」と強調。近隣の施設と組み合わせたモデルコースの紹介や情報発信の強化などに努め、一層の誘客を図る考えを述べた。

 また同市の海上自衛隊大湊弾薬整備補給所に国が整備する大型弾薬庫に関し、佐藤武議員(無会派)は、市として反対の意思を国に示す考えはあるか-と質問。川西副市長は「国として国民の生命・身体・財産を守るために整備すると認識している。国の動向を注視しつつ、情報収集に努めたい」と答えた。

 一般質問は全部で5議員が登壇した。

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