青森きくらげ栽培・加工 横浜町のタクシー会社

10日から販売を始めた「青森きくらげ5兄妹」

 青森県横浜町のタクシー・バス事業者「よこはまタクシー」は昨年からアグリ事業に参入し、「青森きくらげ」の栽培を始めた。昨秋以降は加工に挑戦。乾燥キクラゲとキクラゲのつくだ煮の製造を手がけ、今月10日から道の駅よこはま「菜の花プラザ」で販売を始めた。同社アグリ事業責任者の荒内民子さん(66)は「青森きくらげは食感が良いのが特長。今回開発したつくだ煮が横浜町の新たな名産品になってくれれば」と期待している。

 同社は1979年、タクシー事業者として創業。2016年からバス事業も始めた。東日本大震災以降の地域経済の停滞や、新型コロナウイルス感染症、同町の人口減少により、タクシー事業の売り上げが減る中で、バスに続く新事業として、1次産業が盛んな同町の特性を生かしたアグリ事業に参入したという。

 アグリ事業「希farm(かなうファーム)」の従業員は、荒内さんとパートの計4人。昨年4月から町内の百目木地区でキュウリ、ピーマン、ブロッコリーなどの野菜を栽培。6~9月には同地区の倉庫で青森きくらげを育てた。

 10月以降は同町特産物加工センターでキクラゲの乾燥や、つくだ煮の開発に着手。名産品の陸奥湾のホタテを使うなど、可能な限り県産食材を使用して11月に商品を完成させた。

 「青森きくらげ5兄妹」と銘打ち、「乾燥きくらげ」「辛味噌(みそ)きくらげ佃(つくだ)煮」「しらすオクラきくらげ佃煮」「ほたてきくらげ辛味佃煮」「ほたてきくらげ佃煮」の5種類セットで、3240円(税込み)で販売。今後はマエダのむつ市内5店舗でも販売を予定している。

 今後も青森きくらげと、下北地方で採れた山菜を使ったつくだ煮の開発も検討している。荒内さんは「何もかも初めてだったが、周囲に支えられた」と初年度を振り返り、「アグリ事業として会社を盛り上げていきたい」と語った。

 商品の問い合わせは同社(電話0175-78-2069)へ。

乾燥機からキクラゲを取り出す荒内さん=13日、横浜町特産物加工センター

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