津軽観光キャンペーン開始まであと100日

津軽観光キャンペーンのカウントダウンボードを除幕する関係者

 JR東日本が津軽圏域14市町村と連携して行う来年4~6月の観光キャンペーン「ツガル ツナガル」の開始まで、22日であと100日となった。市町村関係者は「首都圏の膨大なJR利用者にPRでき、宣伝効果は計り知れない」と期待し、誘客準備を急いでいる。

 同日は弘前駅東西自由通路にカウントダウンボードが設置された。14市町村でつくる観光地域づくり法人「クランピオニー津軽」理事長の桜田宏弘前市長は、除幕式で「多くの人に堪能してもらえるよう、観光資源をしっかり磨き上げていく」と決意を語った。

 キャンペーンでは、首都圏の駅へのポスター掲示や車両内のデジタルサイネージ(電子看板)、交流サイト(SNS)などでPRする。

 JR東の子会社ジェイアール東日本企画によると、2019年には首都圏のJR東路線を1日平均約1600万人が利用した。クランピオニーの太田淳也専務理事は「ポスターを目に留める人が一部だとしても、ものすごい人数」と期待。クランピオニーは体験型商品やツアーなどを来年1月にも発表する予定で、誘客用ホームページも今年中にリニューアルする。

 キャンペーンのコンセプトは「津軽時間旅行」。岩木山や季節の花巡りなどを通じ、津軽の自然や文化を育んだ時の流れを感じてもらう。

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