友好のヒガンバナ見ごろ/鶴田

見ごろを迎えている白衣観音堂周辺のヒガンバナ

 青森県鶴田町の富士見湖パーク内にある白衣(びゃくえ)観音堂の周辺で、鹿児島県さつま町から贈られたヒガンバナが見ごろを迎えた。直線距離にして1300キロ以上離れた両町の友好の証しの赤い花が参拝者の目を楽しませている。

 さつま町の旧町名が鶴田町であることが縁で、両町は友好協定を締結し交流している。さつま町はヒガンバナの名所として知られ、同町の住民有志「むつみ会」が2018年から毎年、鶴田町の農業瀬戸ひとみさん(60)に球根を贈ってきた。

 今年は約100キロの球根が瀬戸さんの元に届き、5月に農協女性部関係者ら約40人とともに植栽。8~9月にかけて同観音堂の参道や鶴の舞橋周辺、町役場、JR陸奥鶴田駅前で徐々に花が咲き始め、秋彼岸を前に見ごろとなった。

 瀬戸さんは「ヒガンバナをもっと増やして鶴田町の新たな名所にしたい」と展望を語る。一方で、台風14号が直撃したさつま町を気にかけ「被害がないといいが心配。本州の北から無事を祈っている」と話した。

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