日米 ユニークかかしを共同制作/つがる

リモートでつながった会場にいる軍人からアイデアをもらい、かかしの装飾を作る児童

 青森県つがる市の車力小学校5年生と、米陸軍車力通信所の軍人ら約40人が7、8日、車力地区で、ウルトラマンや動物などユニークな装飾のかかし5体を創作した。既に市内に展示しており、8月19日まで市民らの投票で人気の1体を決めるコンテストを行っている。

 日米の相互理解を深めるプロジェクトとして東北防衛局が企画し、今年で5年目。新型コロナウイルスの影響を考慮し、参加者は同校、車力体育センターに分かれ、リモートで交流した。8日は児童、軍人らによる5班がそれぞれアイデアを出し合い、高さ約1.6メートルのかかしに布や紙テープ、ペットボトルなどを活用して顔や腕、胴体部分の装飾を完成させた。

 クマのかかしを作った同校の佐藤莉亜さんは「クマの手にリンゴを持たせたところがお気に入り。浴衣の帯がパンダの柄というのがPRポイント」と笑顔。同通信所のノリエル・リー所長は「児童たちと密接にコミュニケーションを取ることができた」と話した。

 かかしは7月22日まで、車力地区のむらおこし拠点館フラットに飾り、同25日~8月19日は市役所内に展示する。備え付けの用紙で好きな1体に投票でき、結果は9月中旬に発表予定。

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