「オール県産」サウナカー 冨岡さん(青森)、8月から出張営業

板材に県産ヒバを用いたサウナ室を紹介する冨岡さん

 荷台上のサウナ室の板材は青森ヒバ。車両はつがる市、まきストーブは五戸町の企業が製作。そんな「オール県産」のサウナカーが8月、県内を走り出す。キャンプ場などでこの車を使ったサウナの出張営業を計画する冨岡未希さん(36)=青森市=は「本県の魅力やサウナ事情を全国へ発信する拠点にしたい」と意気込む。

 むつ市出身、八戸市育ちの冨岡さんは東京で会社員をしているが「都会の生活でひどく疲れていた時にサウナに出合い、心身とも整い健康になれた」という。

 サウナカーで大好きな故郷を巡って本格サウナの素晴らしさを広めつつ、交流サイト(SNS)で青森県の魅力を全国に伝えたいと考えた冨岡さん。勤務先の理解を得て3月にUターンし、「ユナイテッドアオモリ」の屋号で6月に起業した。

 車両はキャンピングカー製作で知られる、つがる市「カーファクトリーターボー」に依頼。ストーブは五戸町「サンライズエンジニアリング」のブランド「フェニックスライズ」だ。サウナストーンに水をかけ蒸気を発生させるロウリュも楽しめる。

 8月営業開始を目標に車両製作は自己資金で賄ったが、「水風呂の簡易プールやサウナ後にくつろぐベンチ、電装品を動かす可動式太陽光発電装置などをそろえたい」と、クラウドファンディングでの資金調達も実施。目標額の100万円は達成したが、今も出資の申し出があるという。

 「当面は県内のキャンプ場などを巡って営業実績を積みたい」と冨岡さん。自治体や企業主催のイベントにも参加して無料体験会を行うほか、貸し切りの『お届けサウナ』なども検討中だ。会社員と事業主の二足のわらじを履く多忙な日々となるが、「サウナカーならではの機動力を発揮できる多彩な営業に取り組みたい」。問い合わせはunitedaomori37@gmail.comへメールで。

軽トラックをベースに製作された青森ヒバサウナカー

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