18日の青森県内は高気圧に覆われ各地で好天に恵まれ、三戸町では最高気温25.8度と県内唯一の夏日を記録した。隣接する南部町の長谷ぼたん園では開花が進み、2日前倒しでぼたんまつりが開幕。来場者が例年より早く見ごろを迎えた130種、8千本のボタンの花々に見入った。まつりは29日まで、今週末ごろまでが見ごろという。

 旧南部町時代、住民1人1本を目指して植えられたボタンは、当初の恵光院敷地内から、周辺を含め3.3ヘクタールまで広がった。名久井岳の麓に色とりどりの花が一面に咲き、ボタンを世話する小野君子さん(66)は「ここ数日で一気に開花した。寒暖差のおかげか、他地域と比べても色鮮やか」と話す。

 18日は、なんぶこども園の年長組園児が招待され、馬場俐玖(りく)ちゃん、根子凛(ねっこ・しゅり)ちゃんは「ぼたん園に来られて楽しい」「薄ピンクの花が好きで、すごくきれい」と大喜び。来場者は、ウグイスの鳴き声を聞きながら大ぶりの花を観賞、ゆったりとした時間を過ごした。

 県内は19日、引き続き高気圧に覆われるものの、気圧の谷の影響で所により夕方から雨となる見込み。

前倒しで開園した「長谷ぼたん園」で、花を観賞する園児ら

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