津軽三十三観音のガイドブック30年ぶり出版

「奇跡に出逢う 津軽33観音巡り」を手にする横山さん

 青森市富田でヒーリングサロンを経営する横山椎乃(しいな)さん(31)がこのほど、書籍「奇跡に出逢(あ)う 津軽33観音巡り」を出版した。関係者によると、津軽三十三観音のガイドブックが最後に出版されてから30年以上が経過している。出版に際し、横山さんはクラウドファンディングにも成功しており、津軽の文化の維持発展に向けた取り組みに多くの期待が寄せられている。

 横山さんは2019年、三十三観音の一番札所となっている弘前市の久渡寺(くどじ)で、現在ヒーリングの師と仰いでいる米国在住のインド人男性と偶然知遇を得たことから、「三十三観音に恩返しがしたい」と考えるようになった。

 「人に知ってもらえず、自己満足に終わるのでは意味がない」とガイドブックの出版を決意。昨年10月から12月にかけてクラウドファンディングを行い、約200人から180万円の支援を受け、出版にこぎ着けた。

 三十三観音の概要をはじめ、豆知識のコラムや近くの飲食店情報なども掲載。一般の書店のほか、ネットショップでは、電子データを基に、注文に応じて1冊ずつ印刷する「プリントオンデマンド」の形態で販売しているため、最新情報への更新が容易なのも利点となっている。

 久渡寺の須藤光昭住職と三十三番札所普門院(通称山観、弘前市)の白澤雪俊住職が監修を担当。須藤住職は「既存のガイドブックは発行されてから30年以上が経過しており、巡礼者には不便だと感じていた。寺社の紹介のみならず、幅広い視点から構成されており、観光で寄り道するなど、自分を見つめ直す入り口がいっぱいあることを示唆してくれる一冊」と推奨する。

 横山さんは「過疎化や高齢化により、管理が困難になっている寺社も少なくない。地域の文化財を知ってもらうことで未来へつなぐとともに、多くの人が幸せになってくれればうれしい」と話している。

 「津軽33観音巡り」はB6判、125ページ。税込み2800円。

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