AR技術でカモシカなどの生き物がタブレットの中に“出現”

 世界自然遺産・白神山地の情報や魅力の発信拠点として青森県が運営する西目屋村の「白神山地ビジターセンター」が26日、1998年の開館以来初めて大規模に展示をリニューアルしオープンする。スマートフォンを使ったAR(拡張現実)映像や、VR(仮想現実)を活用した体験ブースなどを導入し、若者世代も親しみやすいよう工夫。各展示物の解説も多言語化した。

 展示ホール中央に新しく設置したのは、高さ約3メートルの円柱型の「二面シアター」。頭上と足元に配した直径3メートルのスクリーンはブナ林の新緑や紅葉、動植物やキノコなどを映し出し、四季の移ろいを紹介。地表をはうようなダイナミックな映像で、県の担当者は「生き物の視点を味わえる」とアピールする。

 VR体験コーナーは、専用のゴーグルを着けて楽しむ。大川や白神岳を上空から撮影した様子などを、その場にいるかのような360度映像で楽しめる。

 ほかにも、壁に描かれたツキノワグマやカモシカのイラスト近くのQRコードを読み取ると、ARの生き物が画面の中に出現する仕掛けなど、最新技術を使った展示を盛り込んだ。

 白神山地は来年12月に世界自然遺産登録から30周年を迎える。辻村収館長は「県民も楽しめる施設。ぜひ一度訪れて魅力を知ってほしい」と話した。

 25日、現地で記念セレモニーが行われ、県や村の関係者がテープカットしてリニューアルを祝った。

直径3メートルの上下スクリーンで白神山地の自然や生き物の様子を映し出す「二面シアター」

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