捕獲クマ肉でレトルト2種 西目屋・白神公社

西目屋村内で捕獲したクマの肉を使って作ったクマ丼とクマカレー

 青森県西目屋村のブナの里白神公社が、村内でわなにかかったクマの肉を使ったレトルト商品「白神クマカレー」と「白神クマ丼」を開発した。21日から同村の道の駅津軽白神で販売する。

 村は、農作物の食害対策とマタギ文化の継承を結びつけ、新たな観光資源にしようと取り組んでいる。村では毎年、100万円前後の野生動物による農作物被害があり、昨年度は38頭のクマを捕獲した。そのうち26頭を村の食肉加工施設「ジビエ工房白神」で加工して約700キロの肉にした。

 18日、同公社の角田克彦支配人が村役場を訪れ、桑田豊昭村長に完成を報告。試食した桑田村長は「口に入れると肉がふわっと崩れる。食べやすい」と感想を述べ、「獣を授かりものとして大切にするマタギの文化を継承してこのような商品にしてくれたことに感謝する」と話した。

 角田支配人は「クマ肉には硬くて野性味が強いというイメージがあるかもしれないが、軟らかく食べやすくなるように工夫した。クマ肉のイメージを変える商品ができた」と話した。

 カレー、丼ともに980円(税込み)。レトルト商品のほかに、道の駅のレストランや同公社の宿泊施設では、クマ串、クマそばなどを提供している。

クマカレーとクマ丼のレトルト商品を手にする桑田村長(左)と角田支配人

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