桜155本、見ごろ一気に/十和田官庁街通り

好天を受け、次々と花が咲きそろった官庁街通りの桜並木=同日午後、十和田市

 桜並木が見ごろを迎えた、「日本の道百選」の一つ、十和田の官庁街通り。陽気に包まれた17日は、市内外から大勢の人が散策に訪れ、桜が織りなす華やかな風情を楽しんでいた。

 十和田奥入瀬観光機構によると同日の開花状況は「五分咲き」で、前日の「咲き始め」から一気に進んだ。歩道から見上げると淡いピンク色の花が頭上を覆うように広がっている。

 約1.1キロの官庁街通りにはソメイヨシノを中心に桜が155本、松が165本植えられている。六戸町から家族5人で訪れたパート従業員三浦香織さん(36)は「ここの桜は松の緑色のおかげで鮮やかに映える。他の桜の名所よりも見応えがある」と満喫。長女あかねちゃん(5)も「すごくいっぱい咲いていてきれい」と喜んでいた。

 同機構によると、官庁街通りの桜は20日ごろに満開となる見込みで、今週いっぱいが見ごろ。開花期間中は夜桜のライトアップが午後6時から同8時まで行われている。

十和田市

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