気温上昇 5~6月並みの陽気に/青森県内

見ごろを迎えている大島のカタクリ群生=9日午前、平内町の夏泊半島

 高気圧に覆われた青森県内は9日、全域で晴れ間が広がり各地で気温が上がった。青森地方気象台によると、各地の最高気温は八戸22.3度、三戸22.1度、三沢21.5度、青森20.9度など10地点で20度を超え、5月~6月並みの暖かさとなった。

 平内町の夏泊半島にある大島ではカタクリの群生が見ごろを迎え、行楽客らの目を楽しませている。初夏を思わせる日差しの下、訪れた人たちは橋を渡り、島の灯台までの遊歩道を散策。斜面に広がる薄紫色の花々にカメラを向けたり景色を楽しんだりした。

 青森市から来ていた60代夫婦は「1週間前に来た時よりだいぶ咲いた。風に揺れる花がけなげ」と目を細めた。八戸市から写真仲間と来ていた野田千恵さん(77)は「ここはいろいろな花を見ることができて面白い」と笑顔で話した。

 同気象台によると、10日も高気圧に覆われるため晴れで、主な地点の予想最高気温は16~21度。11日は気温が上がり、25度を超える夏日となるところもある。

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