青森県平内町の夜越山森林公園で、この時期恒例の「洋ランまつり」が開催されている。春の雰囲気に包まれたような会場には、白やピンク、黄色などの洋ランが咲き乱れ、愛好家たちを楽しませている。21日まで。

　今年で37回目を迎えた同まつりは、約150種2千鉢以上の洋ランが並ぶ同園最大規模のイベント。会場の温室内には、白とピンクのコチョウランを基調にした大型ディスプレー（高さ約4メートル、幅約8メートル）が飾られ、来場者の目を引きつけている。光に当たると洋ランの葉脈が輝く「ジュエルオーキッド」の特設コーナーもある。

　母親と一緒に訪れた弘前市の介護福祉士佐々木浩子さん（59）は、同まつりが年に1度の楽しみになっており「白とピンクのコチョウランに、黄色のランがバランスよく配置されている大型ディスプレーは、とてもすてき」と笑顔を見せた。

　同園の担当者は「普段は見られない品種を数多く見ることができる。一足早い春を感じてほしい」と来場を呼びかけた。

　開園時間は午前9時～午後4時。会期中は休まず営業する。問い合わせは同公園（電話017-755-2663）へ。