青森県内の絶景 モバイルアプリでパズルに

パズリィハウスのパズル画面

 青森県弘前市のIT企業「エイコードバンク」(齋藤雅昭代表)が今月、同社開発のモバイル端末用無料アプリ「パズリィハウス」の追加パッケージとして県内の写真家、イラストレーターによる作品をジグソーパズル化し、青森県の魅力を発信している。新型コロナウイルス禍の収束が見通せない中、県内クリエーターの協力を得て「青森の良さを再認識し、状況が落ち着いたらぜひその場所を訪れて」と同社関係者は語る。

 パズリィハウスは、モバイル端末上で動くゲーム。アンドロイド、iOS用を昨年リリース、今回の県内クリエーターによる追加パッケージを含め約100画像をそろえた。1画像当たり15、60、135ピースと難易度が選べ、広告表示もあるが全て課金なしで楽しめる。今後も順次、作品を追加予定。パズルには、画像制作者の名前、題名情報に加え、地図アプリとの連携で、撮影地点も分かるようにした。

 同社はこれまで、3DダンジョンRPG(ロール・プレイング・ゲーム)の「アビスアンドダーク」や歴史ゲーム「津軽為信統一記」を配信。統一記は史実に沿い津軽為信公側が領土を拡張するゲームだが、奪われた領地を南部信直公側が奪い返す設定もある“地域密着型”だ。

 同社はインターネット上に青森のクリエーターが集うコミュニティーがあることを知り連携を提案。「青森発のゲームに青森の風景を」と、デジタルクリエーター対馬慎太郎さん(27)らが作品提供を快く引き受けた。

 同社エンジニアの三浦斎(ひとし)さん(46)、UIデザイナーの茶樫てるさん(29)は「一人でも、複数の人でやるのも楽しいゲーム。これが少しでも地域貢献につながれば」と話し、観光振興へ自治体との連携も視野に入れる。イラストを提供した今井敦志さん(23)は「パズルを完成させることで、どのような達成感を感じてもらえるのか楽しみ」などと話している。

対馬さんの写真を採用したパズリィハウスのパズル画面を持つ三浦さん

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