雪の山の中にリンゴの入った箱を並べる職員ら

 青森県西目屋村のブナの里白神公社は17日、同村の道の駅津軽白神の駐車場で、リンゴをさらにおいしくするため、約1万個を雪室に貯蔵した。

 12年目となった今回は、サンふじ約1800個と弘前市の卸売業「東日流青果」から委託を受けた分の有袋ふじ、シナノゴールド約8千個を雪室に眠らせた。

 同公社職員らは、村除雪隊が切り崩した雪の山の一角に、新聞紙とポリ袋で包んだリンゴの入った箱を積み上げ、雪をかぶせた。

 角田克彦支配人によると、気温0度、湿度90%ほどになる雪室の中で熟成したリンゴは、酸味がまろやかになり、甘さが引き立つという。

 公社分のリンゴは3月下旬に掘り起こし、贈答用として3、4個入りを税込み600円で同道の駅で販売する。大豆とソバの実も一緒に貯蔵しており、大豆は目屋豆腐に、ソバは白神そばにして5月の大型連休に販売する予定。

リンゴと雪室を作るために雪の山を切り崩す重機

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