中央弘前駅 市が自由通路化/18日から社会実験

自由通路が設けられた弘南鉄道中央弘前駅。駅舎(中央奥)からホームの一部を通り、階段で緑地に接続されている=15日

 青森県弘前市は18日から、弘南鉄道大鰐線中央弘前駅を自由通路化し、土手町、鍛冶町方面と弘前れんが倉庫美術館をつなぐ社会実験を始める。利用者は改札を経ずにホームの一部を通り抜け、階段で吉野町緑地に出られる。往来可能な時間帯は午前8時~午後6時。通行無料。

 大鰐線の乗降客との動線を分け、ホームをフェンスで区切る形で幅1.5メートルの通路(階段部分は1メートル)を確保した。市都市計画課によると同駅付近の道路は歩道がなく交通量も多いため、より安全に行き来できるようになるという。一帯ににぎわいを創出、大鰐線の利用促進を図る狙いもある。

 桜田宏市長は定例記者会見で、中心市街地の現代的な街並みから、1952年建設の昭和レトロな中央弘前駅を通って明治・大正期に建てられたれんが倉庫へ至る趣向を説明。「それぞれの時代を感じる、弘前ならではの時間旅行を体感できる」とPRした。期間は12月25日まで。火、金、日曜は利用者にアンケートを行って意見を募り、本格設置に向けた検討材料とする。

 同美術館は市の新型コロナウイルス緊急対策のため、9月いっぱい臨時休館中。

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