青森県弘前市は29日、弘前公園を会場とする「弘前城菊と紅葉まつり」を11月1~7日に開くと発表した。検温・手指消毒など新型コロナウイルス対策を取りながら、新たにクラフト作品の販売エリアを設けるなどして集客を図る。

 まつりは弘前市、弘前商工会議所、弘前観光コンベンション協会、市物産協会が主催する。当初は会期を10月22日~11月7日としていたが、紅葉の見ごろが11月と見込まれるほか、新型コロナワクチンの接種がより進んだ段階での開催とするため、会期を見直した。

 市観光課によると、来場者には入場の際に氏名や連絡先を記入してもらう。会場内は警備員が巡回し、飲食スペースやトイレは消毒を行う。

 県感染症対策コーディネーターは5月末に「今年は人流の増加につながるようなイベントは中止が望ましい」との見解を示しているが、同課の早坂謙丞課長は取材に「県の感染症対策ガイドラインを守り、県と相談しながら開催準備を進める」と語った。

 まつりは昨年、新型コロナの影響で初めて中止に追い込まれた。

 市はこのほか、市内の旅館やホテルの宿泊料を2千円割り引き、さらに2千円分の食事券を渡すキャンペーンを11月から再開する。キャンペーンは北東北3県の人を対象に昨年7月から今年6月まで行っていたが、対象者の範囲は感染状況を見極めて今後決める。

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