リンゴが溶けていく過程を表現した雨宮さんの作品を鑑賞する来館者たち

 青森県弘前市の弘前れんが倉庫美術館は11日、昨年7月のグランドオープンから1周年を迎えたのを記念し、市民向けに館内を無料開放した。訪れた人たちは本年度の春夏プログラム「りんご宇宙」展を観覧し、リンゴという身近な存在から宇宙へと広がっていく独特の世界観に浸った。

 同館は当初、昨年4月に開館予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大により延期となり、同年7月にグランドオープンした。

 この日は事前に予約した人を含め約600人が訪問。リンゴのブランデーや種子などを題材にしたリンゴにまつわる作品をじっくり鑑賞し、身近にある芸術の場を改めて実感した。家族と初めて来館した同市の会社員工藤剛さん(41)は「子どもが興味を持ってくれたので、違う展示も見に来たい」と話した。

 現在、新型コロナウイルスの感染が広がっている影響で、訪れるほとんどが県内からの来館者だという。三上雅通館長は「改めていろいろな人に周知し、幅広い年齢の人に気軽に来てもらえる場所にしていきたい」と話した。

 隣接するカフェ・ショップでは、今回の展示プログラムに参加している雨宮庸介さんの作品から着想を得たオリジナルデザートプレートを提供している。期間は8月29日まで。事前予約が必要。

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