暗門渓谷ルートの開通を前に第3の滝までを巡視する西目屋村役場職員ら

 青森県西目屋村は31日、世界遺産白神山地の緩衝地域にある、暗門の滝への遊歩道「暗門渓谷ルート」の開通を前に、同村川原平の観光施設「アクアグリーンビレッジANMON(木村崇施設長)」の暗門神社で、安全祈願祭を開いた。同日、職員らがルートを巡視して安全を確認し、1日の開通を決めた。

 2020年同様、雪解けが早かった影響で例年より1カ月ほど早い開通となった。安全祈願祭では桑田豊昭村長らが参列し、白神山地一帯の安全を願った。取材に桑田村長は「空気の良い場所なので『密』にならなければ十分楽しんでもらえる。危険も伴うのでガイドの指示に従って楽しんでほしい」と話した。

 祈願祭の後、同村役場職員や白神マタギ舎のガイド、木村施設長らが同施設から一番近い第3の滝(落差26メートル)まで歩いて安全を確認した。5月中旬の大雨によって設置していた木製の渡し板などが流されたが、復旧を進め、1日の開通に合わせた。

 通行できるのは第3の滝まで。通行無料だが、散策道の入り口で通行届の提出が必要で、管理費などに充てる「協力金」500円を募っている。また、同所でヘルメット(100円)の貸し出しを行っている。

暗門神社で行われた安全祈願祭

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