
秋田県湯沢市横堀の一本桜「おしら様の枝垂れ桜」が今年も淡いピンクの花を咲かせ、存在感を放っている。
桜は地元で「おしら様」と呼ばれる白山神社の近くにある。樹齢は210年超。樹高約15メートル、枝張り約20メートルの大木だ。赤い屋根の神社とあぜ道にたたずむシダレザクラの淡いピンクは、静かな風景に彩りを添えている。
地元自治会「横堀地域づくり協議会」による恒例のライトアップやおもてなしは、新型コロナウイルス感染拡大を受け取りやめた。26日は青空が広がったが、写真を撮ったり間近で花を眺めたりする人の姿はまばらだった。
横手市から妻と初めて訪れたという髙橋昭悦さん(68)は「冬に見たテレビ番組で、地元の方々が苦労して管理しているのを知った。しっかり手を掛けないとここまできれいに咲かないと思う。圧倒されるほど素晴らしい」と感心した様子だった。
長年、協議会の会長としてPRや保存活動に尽力してきた戸部尚武さんが昨年、亡くなった。現会長の桜井勝雄さん(81)は「戸部さんは桜を地域のシンボルとして大切にしてきた。その思いを引き継いで維持管理に努め、コロナの状況が落ち着いた時にはまた多くの人が楽しんでもらえるような場所にしていきたい」と話す。
桜は地元で「おしら様」と呼ばれる白山神社の近くにある。樹齢は210年超。樹高約15メートル、枝張り約20メートルの大木だ。赤い屋根の神社とあぜ道にたたずむシダレザクラの淡いピンクは、静かな風景に彩りを添えている。
地元自治会「横堀地域づくり協議会」による恒例のライトアップやおもてなしは、新型コロナウイルス感染拡大を受け取りやめた。26日は青空が広がったが、写真を撮ったり間近で花を眺めたりする人の姿はまばらだった。
横手市から妻と初めて訪れたという髙橋昭悦さん(68)は「冬に見たテレビ番組で、地元の方々が苦労して管理しているのを知った。しっかり手を掛けないとここまできれいに咲かないと思う。圧倒されるほど素晴らしい」と感心した様子だった。
長年、協議会の会長としてPRや保存活動に尽力してきた戸部尚武さんが昨年、亡くなった。現会長の桜井勝雄さん(81)は「戸部さんは桜を地域のシンボルとして大切にしてきた。その思いを引き継いで維持管理に努め、コロナの状況が落ち着いた時にはまた多くの人が楽しんでもらえるような場所にしていきたい」と話す。