きりたんぽ鍋を「缶詰」でどうぞ お土産、贈り物にぴったり

発案者の渡邊正子さん
 秋田県大仙市協和船岡の「合貝食品」(渡邊恭悦代表)が、地元食材を使ったきりたんぽ鍋の缶詰を開発した。きりたんぽの形が崩れないよう試行錯誤を重ねた。きりたんぽ鍋の缶詰は珍しいといい、発案者で渡邊代表の妻正子さん(68)は「離れて暮らす家族への贈り物やお土産にしてほしい」とPRしている。

 缶詰は1人前。自家製あきたこまちで作ったきりたんぽが入っているほか、炭火焼きの比内地鶏や、マイタケ、ゴボウ、コンニャクなど定番具材がたっぷり。きりたんぽはもちもちで、具材にはスープがよく染み込んでいる。保存期間は約1年。道の駅協和やあきた県産品プラザ(秋田市)で、400グラム入り1080円(税込み)で販売している。

 同社はみその販売や缶詰加工、きりたんぽの製造・販売を手掛ける。少子高齢化などの影響で3~5人前のきりたんぽセットの注文が減る中、「1人用のセットが欲しい」との客の一言をきっかけに、昨秋開発を始めた。

 ところが試作は失敗の連続。具材と、炭火で焼いたきりたんぽをスープの中に入れたが、きりたんぽがスープに溶けて形が崩れたり、逆にスープを全て吸い込んでしまったりとうまくいかなかった。

 きりたんぽの焼き時間を調整するなどして試作を重ね、商品化に成功した。正子さんは「きりたんぽと缶詰の製造販売を長年続けてきた。中途半端なものを届けられないと考えた」と語る。

 県産品プラザを運営する県物産振興会によると、きりたんぽのような加工品の缶詰は製造が難しく、本県のお土産では珍しいという。温めるだけで食べられる手軽さや、出来上がりをイメージしやすい点が魅力だといい、「ゴールデンウイークに本県を訪れる観光客や帰省客にお薦めしたい」としている。

 合貝食品が開発した商品は、きりたんぽの缶詰で5種類目。正子さんは「1人でいても、家族や大事な人と食べているような温かい気持ちで味わってほしい」と話した。

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