農村の四季克明に、県立近代美術館で大野源二郎さんの写真展

約300点の作品が並ぶ大野さんの写真展
 秋田の風景を撮り続けた大仙市の写真家、大野源二郎さん(96)の作品展が横手市の県立近代美術館で開かれている。農村や小規模小学校の風景を収めた約300点を展示している。2月7日まで。



 大野さんは1924年に大仙市中仙地域の造り酒屋に生まれ、幼い頃からカメラに親しんだ。85年まで高校教員を務め、農村や街の風景などさまざまなテーマで撮影を展開。「土恋いのうた」「学び舎」「なつかしの大曲」などの作品集を発表している。

 今回は同館の所蔵作品を展示。農村風景は50~70年に撮影し、県南部を中心に春夏秋冬の風景を切り取った。



 かすり着物の早乙女たちが横一列に並んで苗を植える様子や、牛馬を使って田畑を耕す光景、秋のはさがけ作業、冬に稲わらでむしろやしめ縄を作る様子など、かつての農村の暮らしを克明に記録している。

 小学校は教員退職後の89年度に撮影。少子化による統廃合で姿を消す可能性のある学校を記録に残そうと、県内各地の小規模校や閉校後の校舎を訪れた。

 旧阿仁町(現北秋田市)の根子小(98年閉校)の写真は、学習発表会で伝統の番楽を披露する児童の元気な姿が印象的。閉校した学校の写真は、人影がなく寂しい雰囲気を醸し出す校門や、残された遊具で遊ぶ子どもたちを捉えたものがある。

 このほか、大野さんが撮影に使用したものと同型のカメラも展示している。

 同館担当者は「古き良き雰囲気を味わってほしい」と話している。

 午前9時半~午後5時(最終入館4時半)。一般500円、大学生以下無料。

横手市

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