南部町の観光農園でイチゴ狩り

赤く色づいたイチゴを頬張る園児

 「果樹の町」として知られる青森県南部町の観光農園で20日、イチゴ狩りが始まった。初日は町内のなんぶこども園の園児33人が招待され、厳しい冷え込みが続く外とは対照的に室温25度前後に設定された耐雪型ハウス内で、赤く色づいたイチゴを味わった。

 名久井岳の麓にある同町法光寺の「ベリーズ司園」では、広さ約10アールのハウス内で約1万株の「とちおとめ」「紅ほっぺ」を栽培している。達者村農業観光振興会(川守田義雄会長)が同園で行ったオープニングセレモニーでは、園主の工藤司さん(50)が「たくさん食べて楽しんで」とあいさつ。甘いにおいが漂う中、園児たちは大きく実ったイチゴを一粒ずつはさみで摘み取り、頬張った。工藤陽愛(はるあ)ちゃん(5)は「果物の中でイチゴが一番好き。甘くておいしかった」と笑顔を見せた。

 期間は6月下旬ごろまで。2日前までの予約制で入園料金(40分)は中学生以上1700円、小学生1200円、3歳以上700円。予約、問い合わせは同園(電話080-5226-7468)へ。

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