スタッフからおいしく入れるアドバイスを受け、コーヒーを入れる参加者

 白神山地の自然と食文化をテーマにしたイベント「白神ピークス」が、青森県西目屋村の「道の駅津軽白神ビーチにしめや」などで10日、始まった。来場者がそば打ち体験やコーヒーの飲み比べなどを通して、地元の食材の奥深さを体感した。イベントは11日まで。

 同道の駅のテナントなどでつくる道の駅津軽白神活性化協議会(成田専蔵会長)が、白神の恵みが存分に伝わるような地元の加工品、食べ物を集めた。

 道の駅内のカフェ「白神焙煎舎(ばいせんしゃ)」は、コーヒー豆の焙煎体験や、白神山地の水で抽出した水出しコーヒーの試飲ブースを用意した。

 ドリップでコーヒーを入れる体験では、スタッフが紙フィルターの折り方や最適なお湯の温度などをアドバイス。参加者は、4種をブレンドしたコーヒー豆に、適温とされる88度のお湯を時計回りに注いでコーヒーを入れた。

 また、イベントに合わせ、アウトドアメーカー「モンベル」のオリジナル商品で、同道の駅限定の「こぎん柄サーモタンブラー」の発売を開始。同村発祥の「西こぎん」と呼ばれる伝統の模様でリンゴをあしらっている。1個1650円(税込み)。

 成田会長は「これまで育んできた文化を大事にしつつ、新しい文化を融合させ、さらに良い物が生まれるきっかけになれば」と話した。

こぎん模様をあしらったモンベルのオリジナル商品「こぎん柄サーモタンブラー」

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