あと10日ほどで新年。例年多くの初詣客でにぎわう青森県内の各神社は、新型コロナウイルス流行の中で迎える正月を前に「三が日にこだわらないで」「その年に初めて参拝するのが初詣。急ぐ必要はない」などと混雑回避を強く呼び掛けている。一方で参拝者が「密」にならないよう誘導員を配置、混雑状況をライブ配信、居住地によって日を分けて参拝するよう例示する-といった対応もあり、安心して参拝してもらうための準備に余念がない。
年明けの混雑を避けるため、年内参拝を呼び掛けているのも今年の特徴。県内の神社では、早めに参拝を済ませる市民の姿が見られている。19日、八戸市の櫛引八幡宮にお札を受け取りに来た同市の男性会社員(44)は「例年は正月に来ているが、子どもが小さく、混雑する場所へ行くのが心配だった」。平川市の猿賀神社でも、破魔矢などの縁起物を買っていく参拝者が例年より多いという。
20日、青森市の諏訪神社では高校3年の男子生徒が参拝後、「大学受験で良い結果になるよう参拝に来た。正月は混み合うと思うし、コロナの不安もあるので早めに来た」と話した。
多くの神社で、参拝前に手を清める手水舎のひしゃくや拝殿の振り鈴を撤去。露店を認める場合は持ち帰りのみとし、境内での飲食は控えてもらう-といった感染予防対策を取る。
このほか、弘前市の岩木山神社は、参拝客が特に集中する三が日と1月9~11日の計6日間について、地区を示して分散参拝を求めている。1、9日は中弘南黒地区、2、10日は西北五地区、3、11日はそのほかの県内と県外とした。「条件がかなう方」のみで構わないとし、ホームページや郵便物を通じて協力を呼び掛ける。さらに祈祷(きとう)を受ける人と参拝のみの人の参拝経路も分けることとし、混雑回避を徹底するという。
また櫛引八幡宮では、縁起物の授与所を新たに境内へ2カ所設け、参拝客が1カ所に密集しないようにした。参拝者が混雑状況を確認できるよう境内にカメラを設置し、30日から正月用特設ホームページでのライブ配信も行う予定。
青森市の廣田神社では、大みそかのお神酒振る舞いや、元日に行ってきた餅の振る舞いを中止にした。
猿賀神社の山谷聡禰宜(ねぎ)は「参拝者も、迎える神社側も感染予防対策をして、感染者を出さないようにしたい」、諏訪神社の長町直季権禰宜(ごんねぎ)は「お参りに来て体調を崩すことにならないよう、しっかりマスクなど感染対策をして来ていただきたい」などと、理解と協力を求めている。
年明けの混雑を避けるため、年内参拝を呼び掛けているのも今年の特徴。県内の神社では、早めに参拝を済ませる市民の姿が見られている。19日、八戸市の櫛引八幡宮にお札を受け取りに来た同市の男性会社員(44)は「例年は正月に来ているが、子どもが小さく、混雑する場所へ行くのが心配だった」。平川市の猿賀神社でも、破魔矢などの縁起物を買っていく参拝者が例年より多いという。
20日、青森市の諏訪神社では高校3年の男子生徒が参拝後、「大学受験で良い結果になるよう参拝に来た。正月は混み合うと思うし、コロナの不安もあるので早めに来た」と話した。
多くの神社で、参拝前に手を清める手水舎のひしゃくや拝殿の振り鈴を撤去。露店を認める場合は持ち帰りのみとし、境内での飲食は控えてもらう-といった感染予防対策を取る。
このほか、弘前市の岩木山神社は、参拝客が特に集中する三が日と1月9~11日の計6日間について、地区を示して分散参拝を求めている。1、9日は中弘南黒地区、2、10日は西北五地区、3、11日はそのほかの県内と県外とした。「条件がかなう方」のみで構わないとし、ホームページや郵便物を通じて協力を呼び掛ける。さらに祈祷(きとう)を受ける人と参拝のみの人の参拝経路も分けることとし、混雑回避を徹底するという。
また櫛引八幡宮では、縁起物の授与所を新たに境内へ2カ所設け、参拝客が1カ所に密集しないようにした。参拝者が混雑状況を確認できるよう境内にカメラを設置し、30日から正月用特設ホームページでのライブ配信も行う予定。
青森市の廣田神社では、大みそかのお神酒振る舞いや、元日に行ってきた餅の振る舞いを中止にした。
猿賀神社の山谷聡禰宜(ねぎ)は「参拝者も、迎える神社側も感染予防対策をして、感染者を出さないようにしたい」、諏訪神社の長町直季権禰宜(ごんねぎ)は「お参りに来て体調を崩すことにならないよう、しっかりマスクなど感染対策をして来ていただきたい」などと、理解と協力を求めている。