「米納め」伝統脈々と 一関・本寺地区から中尊寺へ

中尊寺に向けてあぜ道を進む一行
 一関市厳美(げんび)町本寺地区の骨寺村荘園遺跡から、平泉町の中尊寺まで米を届ける伝統行事「骨寺村荘園中尊寺米納め」は13日行われ、昔ながらの装束の一行が、中世の田園風景が残る農村を練り歩いた。

 本寺地区地域づくり推進協議会(五十嵐正一会長)が主催し、地域住民ら約50人が参加。県オリジナル品種「金色(こんじき)の風」10キロ入りの俵三つ、南部一郎カボチャ3個、まきなどを担いで同遺跡付近の駒形根神社を出発し、ほら貝を響かせて歩いた。同地区周辺と平泉町内の計約4キロを歩き、中尊寺本堂で貢納式を行った。

 同遺跡はかつて骨寺村と呼ばれ、中尊寺経蔵の別当領だった。米納めは12世紀ごろに始まったとされ、戦後途絶えたが、2007年に同協議会が復活させた。

 今年は新型コロナウイルス感染症対策のため規模を縮小して実施。五十嵐会長は「無事に終えることができてほっとした。今後も中尊寺とのつながりを継続していきたい」と思いを語った。

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