公募でグランプリに輝き役場前の通り沿いに設置された菅原さんのイカとメバルをイメージしたイルミネーション

 新型コロナウイルスの影響でふさぎこみがちな住民を元気づけようと、青森県中泊町は来年1月31日まで、役場周辺などを電飾で彩る「頑張れ中泊!プロジェクト ウインターイルミネーション」を実施する。14日夜、主会場の町役場特設会場で点灯式が行われ、きらびやかな電飾アートが街角を照らした。五所川原市と同町を結ぶ津軽鉄道もこれに合わせ、イルミネーションで飾った車両の夜間運行を始めた。

 電飾は役場前の通称「紅葉坂通り」のスーパーや飲食店、個人医院など8事業所も協力した。役場敷地内のほか、通り沿いの各店舗にツリーや動物などの形をしたイルミネーションが飾られた。

 プロジェクトに先立ち町は、電飾のデザインを町民から公募。47作品の中から中里中1年の菅原有紗さんがグランプリに、武田小3年の外崎澪さんが準グランプリに輝いた。菅原さんの作品は町役場前の通りに、外崎さんの作品は小泊支所に展示されている。

 点灯式は、暗闇に包まれた午後6時に始まった。濱舘豊光町長や菅原さん、外崎さんらがカウントダウンに合わせてスイッチを押すと、約3万2千個の電球が一斉に光を放ち、役場周辺は赤や青、紫に彩られた。濱舘町長は「新型コロナに負けずイルミネーションのように街中に明かりが広がることを期待したい」と述べた。

 津軽鉄道では同日午後5時、イルミネーションで飾った「走れメロス号」を運行。来年1月31日まで午後5時以降に1本、イルミネーション電車を走らせる。

車両内を飾る津軽鉄道のイルミネーション


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