W杯刻む装飾ボード 仮設ベンチ活用、きょうから発売

釜石鵜住居復興スタジアムの仮設スタンドを活用したウッドボード
 釜石市の釜石地方森林組合(久保知久組合長)は10日、昨年のラグビーワールドカップ(W杯)の会場となった釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムの仮設スタンドを活用した装飾品のウッドボードを発売する。座席番号や試合の記録が刻まれ、釜石開催の証しを示す。開催年にちなみ2019個限定で、同日のW杯1周年記念試合で初回生産分を販売する。

 ウッドボード(縦31センチ、横43センチ、厚さ5センチ)は仮設ベンチの表面を磨き、塗料を施した。パシフィック・ネーションズカップとW杯の対戦カード、結果などが記されている。市内の小中学生が披露した東日本大震災の復興支援への感謝を伝える歌の歌詞も刻む。

 仮設スタンドに使われたのは、2017年に同市平田の尾崎半島で発生した林野火災の被災スギで、W杯では1万人以上のラグビーファンを迎えた。大会後に同組合が市から譲渡を受けて有効活用した。

 1個1万5千円(税別)。ボード裏には、金具が取り付けられており、ひもで壁につるすことができる。別売りの立て掛け用スタンドは2千円(同)。売り上げの一部はラグビー運営費として市に寄付する。

 初回生産分は10日に釜石シーウェイブス(SW)RFCとトップリーグのクボタ戦が行われる同スタジアム内で販売する。11日以降は同市大町の釜石情報交流センターで購入できる。12月上旬からはインターネットの特産品サイト「三陸釜石元気市場」でも注文を受け付ける予定。

 同組合の高橋幸男参事(56)は「震災や林野火災を乗り越えてW杯を開催したことを伝える商品であり、その価値を発信していきたい」と思いを込める。

 問い合わせは、釜石情報交流センター(0193・27・8751)へ。

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