八甲田「毛無岱」で紅葉見ごろ 8日は「寒露」

湿地帯の紅葉が見ごろを迎えている北八甲田の毛無岱=7日午前、青森市

 8日は二十四節気の一つ「寒露」。草木に冷たい露が宿り、秋が深まる頃とされる。7日の青森県内は北から寒気が流れ込んだ影響で気温が下がり、23観測地点のうち14地点で今季最低となった。

 昼夜の寒暖差により山間部の紅葉が進んだ。青森市の北八甲田では標高千~1200メートル付近の湿地帯「毛無岱(けなしたい)」でクサモミジや木々の紅葉が見ごろとなった。

 7日は時折日が差す中、登山客らが木道に列をなし、周囲に広がるナナカマドやカエデの紅葉とアオモリトドマツの緑とのコントラストを楽しんでいた。

 登山仲間と大岳に登って来た群馬県の根岸秀樹さん(65)は「初めて来たが登山道は歩きやすかった。クサモミジが朝の光で輝いてきれいだった」と笑顔で話した。

 八甲田ロープウェーによると、田茂萢岳(標高1324メートル)周辺の紅葉の進み具合は山頂付近が見ごろで「中腹40%、山麓30%」という。

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