県内観光きょう再開 各施設、3密回避を徹底

座席間に飛沫(ひまつ)防止シートを取り付けた小岩井農場まきば園の車両。主要観光施設は感染予防策を講じて再開する=31日、雫石町
 新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、休業していた岩手県内の主要観光施設が緊急事態宣言の全面解除を受け、1日から営業を再開する。県は当面の間、県民による観光振興を軸とし、各施設とも検温や入場制限など3密回避の対策を徹底。団体客の利用も厳しい状況で、特典を設けるなど県内リピーターの確保を図りながら、にぎわい回復に踏み出す。

 同日に約1カ月半ぶりに再開する雫石町の小岩井農場まきば園。31日は職員が感染防止対策の最終チェックを行った。入場ゲートでの検温や食堂の席数を半分にする対策を取り、場合によっては密集回避のため入場制限も行う。ミルク館など一部施設やアトラクションは当面休止とした。

 例年は遠足や修学旅行の利用でにぎわうが、団体客の予約はほぼゼロ。6月中は小学生以下を入園無料とし、11月3日まで何度でも入場できる特典付きパスも販売する。

 戸田敦観光部長は「新しい生活様式に対応できるように感染予防策を講じた。当面は県民に来園してもらいリラックスしてほしい」と期待を込める。

 岩泉町の龍泉洞も1日から、周辺施設と合わせて営業。当面は午後4時までの短縮営業とし、入洞者の体温を検査するためサーモグラフィーを導入した。

 2016年の台風10号豪雨も長期休業を余儀なくされたが、今回は感染の第2波、第3波も懸念される状況。龍泉洞事務所の田鎖雅樹所長は「収束のめども立たず、常に緊張と対策を強いられる」と語る。

 平泉町の中尊寺と毛越寺も同日から拝観を再開する。中尊寺は座禅や写経は少人数の団体に限り受け入れ、毛越寺は拝観券発行所や御朱印所に並ぶ際に立ち位置を示した表示を設置して密集を回避。中尊寺の菅原光聴執事長は「感染予防に気を付けて、ゆっくり参拝していただきたい」と呼び掛ける。

 県によると、大型連休(4月29日~5月6日)の県内主要観光地14カ所の入り込み数は延べ4318人。昨年の延べ106万6329人の0・4%と激減した。県は当面の間、県民による観光振興を促し、県境をまたぐ往来の自粛が全面的に解除される19日以降、県外客の受け入れを徐々に増やす。

 

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