6月1日にプレオープンする青森県弘前市吉野町の弘前れんが倉庫美術館。21日には運営スタッフが入館者の誘導体制をシミュレーションするなど、晴れのオープンに向けて準備を本格化させている。弘前市民を対象とした事前予約は23日から受け付けを始める。
吉野町煉瓦(れんが)倉庫を改修した同美術館は、今年2月に工事終了。4月11日からの開館記念展の準備を進めていたが、3月末に開館延期が決まった。「ほとんどの作品の搬入も完了していたので、延期決定以降も、いかに安全に開館するかをずっと考えていた」と、広報担当の大澤美菜さん。館内での密集を避けるため事前予約制を取ることにし、換気などの対策を整えた。
開館できない間も、美術館を気に掛ける市民らに向け、会員制交流サイト(SNS)で館内の様子を発信。運営スタッフの研修も行った。学芸面の理解が深まり、「来館者の方に、より快適に美術館を利用してもらえるような準備ができている」(大澤さん)という。
21日はスタッフが案内役と市民役とに分かれ、来館者への対応を確認した。予約せずに列に加わる人、待機中に館内の写真を撮りたくなる人など、さまざまな場面を想定し、声の掛け方や案内表示を工夫し、来館者同士が距離を保ちつつスムーズに入館できる方法を模索していた。
大澤さんは「ようやく来館してもらえる状況になった。改修した建物はもちろん、弘前ならではの作品もあるので、ゆっくり見てほしい」と話した。
23日の事前予約は午前9時から、美術館のウェブサイトと電話(0172-32-8950)で受け付ける。定員は30分ごとに先着20人。6月17日からは入館対象を県民に拡大する。予約は希望日の14日前から受け付ける。
吉野町煉瓦(れんが)倉庫を改修した同美術館は、今年2月に工事終了。4月11日からの開館記念展の準備を進めていたが、3月末に開館延期が決まった。「ほとんどの作品の搬入も完了していたので、延期決定以降も、いかに安全に開館するかをずっと考えていた」と、広報担当の大澤美菜さん。館内での密集を避けるため事前予約制を取ることにし、換気などの対策を整えた。
開館できない間も、美術館を気に掛ける市民らに向け、会員制交流サイト(SNS)で館内の様子を発信。運営スタッフの研修も行った。学芸面の理解が深まり、「来館者の方に、より快適に美術館を利用してもらえるような準備ができている」(大澤さん)という。
21日はスタッフが案内役と市民役とに分かれ、来館者への対応を確認した。予約せずに列に加わる人、待機中に館内の写真を撮りたくなる人など、さまざまな場面を想定し、声の掛け方や案内表示を工夫し、来館者同士が距離を保ちつつスムーズに入館できる方法を模索していた。
大澤さんは「ようやく来館してもらえる状況になった。改修した建物はもちろん、弘前ならではの作品もあるので、ゆっくり見てほしい」と話した。
23日の事前予約は午前9時から、美術館のウェブサイトと電話(0172-32-8950)で受け付ける。定員は30分ごとに先着20人。6月17日からは入館対象を県民に拡大する。予約は希望日の14日前から受け付ける。