津軽の温泉でよく見受けられる「トド寝」をもっと楽しもう-。青森県弘前市岩木地区の嶽温泉にある「山のホテル」が、浴槽の周囲を畳敷きにした、県内では珍しいサービスを始めた。入浴と畳の上でのごろ寝を繰り返してくつろぐことができる貸し切り風呂で、温泉ファンの間で話題を呼んでいる。
「トド寝」は秋田県境近くにある平川市碇ケ関の古遠部(ふるとおべ)温泉が発祥と言われる。湯船からあふれる掛け流しの源泉を体に受けながら浴室の床に寝転がる入浴客の姿が、動物の「トド」に似ていることから、誰からともなく言われ始めたとされる。
浴室の畳敷きサービスは、弘前市岩木総合支所地域おこし協力隊員の温泉ソムリエ鎌田祥史さんが2月、弘前市内で開いた温泉ファンによる温泉ファンのためのイベント「津軽の温泉ファンミーティング」で、鎌田さんがトド寝を紹介したことがヒントとなり生まれた。
2月下旬から畳を敷いて営業を開始。マーケティング部長の柴田誠さんは「会員制交流サイトなどでじわじわと評判を呼び、好評をいただいている。子どもや高齢者も安心して横になれることもあってか、長湯されるお客さんが増えましたね」とにっこり。
鎌田さんは「入湯と休憩を繰り返すのは理にかなった入浴法」と指摘。畳の上にお湯が流れていないのが古遠部温泉などとは異なる点で「部屋の畳の上で休みながら入浴を繰り返す、湯治のような気分が味わえるのでは」と、ひと味違ったトド寝の楽しみ方をアドバイスする。
貸し切り料金は50分1650円、80分2200円(いずれも税込み)で完全予約制。問い合わせは山のホテル(電話0172-83-2329)へ。
「トド寝」は秋田県境近くにある平川市碇ケ関の古遠部(ふるとおべ)温泉が発祥と言われる。湯船からあふれる掛け流しの源泉を体に受けながら浴室の床に寝転がる入浴客の姿が、動物の「トド」に似ていることから、誰からともなく言われ始めたとされる。
浴室の畳敷きサービスは、弘前市岩木総合支所地域おこし協力隊員の温泉ソムリエ鎌田祥史さんが2月、弘前市内で開いた温泉ファンによる温泉ファンのためのイベント「津軽の温泉ファンミーティング」で、鎌田さんがトド寝を紹介したことがヒントとなり生まれた。
2月下旬から畳を敷いて営業を開始。マーケティング部長の柴田誠さんは「会員制交流サイトなどでじわじわと評判を呼び、好評をいただいている。子どもや高齢者も安心して横になれることもあってか、長湯されるお客さんが増えましたね」とにっこり。
鎌田さんは「入湯と休憩を繰り返すのは理にかなった入浴法」と指摘。畳の上にお湯が流れていないのが古遠部温泉などとは異なる点で「部屋の畳の上で休みながら入浴を繰り返す、湯治のような気分が味わえるのでは」と、ひと味違ったトド寝の楽しみ方をアドバイスする。
貸し切り料金は50分1650円、80分2200円(いずれも税込み)で完全予約制。問い合わせは山のホテル(電話0172-83-2329)へ。