「風の電話」出演者ら万感 都内で映画完成試写会

映画「風の電話」をPRする(左から)西田敏行さん、三浦友和さん、モトーラ世理奈さん、西島秀俊さん、諏訪敦彦監督
 【東京支社】大槌町吉里々々(きりきり)にある風の電話をモチーフとした映画「風の電話」の完成披露試写会は26日、都内で開かれ、主演のモトーラ世理奈さんをはじめ、西田敏行さん、三浦友和さん、西島秀俊さんら俳優陣、諏訪敦彦監督が舞台あいさつを行った。

 幼い頃に家族を津波で失い、心を閉ざす同町出身の少女・ハルが古里を目指して旅する作品。諏訪監督は俳優の感情がわき出る即興芝居を大切に演出してきた。今作品でも台本を再現するだけでなく、出演者と共に登場人物の思いを想像し、話し合いを重ねた。

 福島県で農家として頑張る今田役を演じた西田さんは「福島県出身者として原発事故は心の大きな痛み。そこに触れないと心の旅を終えられなかった」と出演場面に込めた思いを強調。津波で家族を失い、旅に合流する森尾役を演じた西島さんは「震災後、西田さんが考え続けてきたからこその言葉だった。心が揺さぶられるシーンだった」と称賛した。

 ハルを演じたモトーラさんは「大槌町でも試写会を開き、地元の方に感想を聞くことができて良かった。ハルと一緒に旅を楽しんでほしい」とPR。旅するハルを泊める公平役の三浦さんは「感動しながらロードムービーを堪能してほしい」と呼び掛けた。

 映画は来年1月24日から全国公開する。

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