五穀豊穣願い 弥生画に大黒様とネズミ/鶴田町

元町弥生会が五穀豊穣を願って制作を進める弥生画

 青森県鶴田町の元町弥生会(小関優会長)が、五穀豊穣(ほうじょう)を願って穀物や野菜の種子を使って描く弥生画の制作に取り組んでいる。20日は相川正光町長が作業場所となっている鶴田八幡宮神楽殿を訪れ、会員とともに種子を一つ一つ貼り付けた。

 今年の題材は「大黒様と子(ねずみ)」で縦1.9メートル、横3.2メートル。種の貼り付けは11月25日から始まっており、作業は8割ほどまで進んでいる。相川町長は「気の遠くなるような作業だ。(元町弥生会は)伝統を守るために頑張ってくれている」と述べ、「災害のない町民みんなが笑顔で過ごせる年になってほしい」と新年への思いを語った。

 今年から会員となった加賀谷佳帆さん(鶴田中3年)は「集中すると時間があっという間に過ぎる。これからも伝統を守っていきたい」と話した。小関会長は「平成から令和に時代が変わった。弥生画の伝統もなんとか引き継いでいきたい」と述べ、作業に精を出していた。完成した弥生画は大みそかの31日、鶴田八幡宮正面の大鳥居に奉納する。

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