師走が迫る27日、青森県南部町では名産の干し柿作りが最盛期を迎えた。甘い香りを放つオレンジ色の柿が農家の庭や軒先にすだれのようにつるされ、里山を鮮やかに彩っている。
山あいの鳥舌内地区に住む大向光嘉さん(72)方では今月18日から作業が始まった。「妙丹柿」と呼ばれる小ぶりな渋柿のへたの部分に串を刺し、長さ1メートルほどのひもにつるして屋根付きの干し場へ。渋みを抜き甘みを強くするため、冷たい風に40日ほどさらし乾燥させるという。
この日は最高気温10度超と青空が広がる穏やかな一日に。干し柿作り歴約20年の大向さんは「もっともっと寒くなれば、独特の甘みが増してくる」と、本格的な冬の訪れを待ち遠しげに話した。
作業は12月中旬まで続けられる。大向さん方ではこの冬17万個ほど作られ、1月中旬から県内外のスーパーや産直施設で販売されていく。
山あいの鳥舌内地区に住む大向光嘉さん(72)方では今月18日から作業が始まった。「妙丹柿」と呼ばれる小ぶりな渋柿のへたの部分に串を刺し、長さ1メートルほどのひもにつるして屋根付きの干し場へ。渋みを抜き甘みを強くするため、冷たい風に40日ほどさらし乾燥させるという。
この日は最高気温10度超と青空が広がる穏やかな一日に。干し柿作り歴約20年の大向さんは「もっともっと寒くなれば、独特の甘みが増してくる」と、本格的な冬の訪れを待ち遠しげに話した。
作業は12月中旬まで続けられる。大向さん方ではこの冬17万個ほど作られ、1月中旬から県内外のスーパーや産直施設で販売されていく。