鮮魚ずらりハマに活気 初の朝市/むつ・大畑漁港

とれたての鮮魚を求める買い物客でにぎわう「大畑漁港朝市」=27日午前7時50分ごろ、むつ市大畑町

 青森県むつ市大畑町で27日、初の「大畑漁港朝市」が開かれた。水揚げしたばかりの新鮮な海産物を求めに、早朝から多くの買い物客が詰め掛け、ハマは活気に沸いた。市や漁協などでつくる主催者の実行委員会は来年度以降、年間複数回の開催を計画している。

 大畑漁港の特設会場には地元の漁師、水産加工会社、農家らが約30のブースを構えた。当日早朝に漁獲したサケ、イカ、タイなど店先に並んだ鮮魚が飛ぶように売れ、品薄になると、漁船が追加分を漁獲しに沖へ向かうほど人気を集めた。海峡サーモンとイカ、ヒラメを使った海鮮丼の限定販売には行列ができ、実行委は予定の販売時刻を前倒しして対応した。

 イカの引っかけ釣りを体験した松本愛斗君(正津川小5年)は「イカが結構重くて力強かった。刺し身にして食べたい」と話した。むつ市の宮川八重子さん(67)は「鮮魚がこんなに豊富に並んで買える朝市はなかなかない。晩ご飯を豪華にできそう」と買い物袋をいっぱいにしていた。

 実行委員長を務める大畑町漁協の田高利美組合長は「ハマを元気づけたいと、若い漁師の提案から始まったイベント。むつのほか近隣町村からの出店者も増やして、下北の朝市として八戸のように大きくしていけたら」と期待を膨らませた。

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