最新の学説をもとに動きが復元されているティラノサウルスのロボット(ココロ提供)

 誰もが知る恐竜、それがティラノサウルス。ちなみに「ザウルス」ではなく、「サウルス」です。お間違えなく。

 皆さんはティラノサウルスの何を知っていますか? 恐竜展を見に行く前に少し詳しく知っておきましょう。

 まずその特徴は、大きな頭と小さな腕。他の肉食恐竜と比べても、頭が断然大きい。さらに口をよく見てみると、太くて鋭い歯が並んでいます。そして、何より不釣り合いなのが、腕です。短すぎて顔にも届きませし、腕の先の指は2本しかありません。いったいどのような動物だったのでしょうか?
 ティラノサウルスは、獲物を襲うとき、その大きな口を使いました。短い腕では役に立ちません。強靭(きょうじん)な顎で、植物食恐竜トリケラトプスを襲って食べていました。全長13メートルに達するような巨大なティラノサウルスでは、俊敏に走ることはできず、動きが遅くなった獲物や死骸などを食べていたようです。丈夫な歯で骨を砕き、栄養分を得ていました。短い腕は、起き上がる時や交尾のときなどに使われていたのかもしれません。

 本展では、ティラノサウルスの祖先である中国のユウティラヌスや近縁な種類のゴルゴサウルスなどを展示しています。また、ティラノサウルスのロボットは、口を閉じると歯が隠れてしまうという、最新の学説をもとに復元されています。ティラノサウルスがどういった恐竜だったのか、ぜひ体感してみてください。

 (福井県立恐竜博物館主任研究員・柴田正輝)

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「青森大恐竜展2019」(東奥日報社主催、福井県立恐竜博物館特別協力、福井新聞社企画協力)は9月21日から11月4日まで、青森市の東奥日報新町ビルNew’sホールで開催する。観覧料は一般・大学生1400円(前売りおよび20人以上の団体入場の際は1200円)、中高生900円(同700円)、4歳~小学生500円。問い合わせは東奥日報社事業局事業部(電話017-718-1135)へ。

ティラノサウルスと近縁なゴルゴサウルス

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