白神そば粉 広めたい 「ひみ庵」店主・岩本さん/「農家守るため」開店 十割そば提供

そばを配膳する店主の岩本さん(右)

 青森県おいらせ町の観光農園「アグリの里おいらせ」内のそば店「そば ひみ庵」では、西目屋村産の希少なそば粉「白神そば粉」と白神山地の超軟水を組み合わせた十割そばを提供している。東京で経験を積んだ店主の岩本一真さん(34)=八戸市出身=は、「(東京にいた頃)野菜を提供してくれた県内農家がやめていくのをただ見ていた。白神そば粉の農家を守りたい」と語った。

 岩本さんは同町の百石高校食物調理科を卒業後に上京し、さまざまな外国料理店で腕を磨いた。スペイン料理店の料理長時代、ニンニクなどを仕入れていた県内の農家が高齢化などで廃業する姿を見て、「もし自分の店を持つなら、農家と野菜が消えてからじゃ遅い」と考えた。今年5月にそば店跡地での出店の話が持ち上がり、挑戦を決意。7月に開店した。

 開店に向けて、そば粉の選定から行った。白神そば粉の強い香りとワイルドな風味、年間4~5トンしか取れない希少性に引かれた。相性の良い白神山地の超軟水を使い、香りを際立たせた。

 岩本さんは「唯一無二の組み合わせのそば。白神そば粉をたくさんの人に知ってほしい」と話した。

 白神そば粉と他2種のそば粉を週替わりで使っており、提供日は店のインスタグラムで確認できる。月、火曜定休。営業時間は午前11時から午後3時まで。問い合わせは同店(電話070-8569-8481)へ。

ひみ庵の「十割 盛そば」

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