大船渡でカツオ初水揚げ 1カ月半以上遅く

大船渡市魚市場に今季初水揚げされたカツオ。例年より1カ月半以上遅れての登場となった=大船渡市大船渡町
 大船渡市大船渡町の市魚市場に23日、今季初めてカツオが水揚げされた。例年、6月上旬ごろに水揚げされ、初夏の訪れを告げる初ガツオだが今季は1カ月半以上遅い登場。市場関係者は夏の盛漁を願う。

 午前6時ごろから、静岡県沼津市の巻き網船第28浜平丸(柴崎順一船長、280トン)が気仙沼沖約300キロで漁獲したカツオ21・6トンを水揚げ。銀色の魚体にしま模様が特徴のカツオを、船員や市場職員がサイズごとに選別した。

 この日は1・8~2・5キロの中小サイズが中心。1キロ当たり150~350円の比較的安値で取引され、県内外のスーパーに出荷された。

 大船渡魚市場(千葉隆美社長)によると、カツオの初水揚げは例年5月下旬から6月上旬。昨年も比較的遅い6月24日の初水揚げだったが、今年はさらに1カ月遅くなった。漁に合わせて日曜日も開場する「サンデーカツオ」を始めた2000年以降では前例のない遅さという。

 国際水産資源研究所(静岡市)によると、カツオは水温が高めのところを好むが、今年は冷たい親潮が例年よりも南方に強く張り出すなどして魚群の北上が進んでいないという。漁獲した柴崎船長(61)も「群れが北側に上がってこない。量も少なく、これから取れてくれればいいが」と気をもむ。

 大船渡へのカツオ水揚げは8月まで続く見込み。同市場の佐藤光男専務は「やっと来たという思いで、これから順調に漁獲されることを期待したい。値段も手頃なカツオをおいしく消費してほしい」と話す。

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