「大曲の花火」、ぬかるみ対策し来場を 実行委「長靴の持参を勧める」

大会本番に向けた準備が進む観覧会場=27日
 第98回全国花火競技大会「大曲の花火」は29日、秋田県大仙市の雄物川河川敷「大曲の花火」公園で開かれる。観覧会場には先月末から今月初めの大雨で土砂が堆積。撤去作業は完了したが雨が降るとぬかるむ可能性があり、実行委員会は対策をした上で来場するよう呼びかけている。

 観覧会場は姫神橋から大曲花火大橋までの約1・6キロ。大雨で河川敷が浸水し、水が引いた後に大量の土砂が堆積した。市花火産業推進課によると、土砂は大曲花火大橋側を中心に約8万7500平方メートルにわたり、川に近い場所では厚さ20センチほどになった。

 40年近く観覧会場整備に携わる秋田振興建設(同市大曲西根)の佐藤隆常務は「ヘドロに近い土砂があちこちにたまっていた」と振り返る。同社は4日から撤去作業に従事。他の建設現場の作業を止めて重機や車両を投入し、急ピッチで復旧に当たった。

 20日に土砂の搬出を含め作業は完了した。「長年花火会場づくりを担ってきたが、ここまで厄介な状態は初めてだった。どうにか間に合って良かった」

 復旧作業と並行して、実行委は約10万人分の有料観覧席の設置を進めてきた。27日は時折雨が降る中、朝から委託業者が椅子を並べるなどして本番に向けた準備に追われていた。

 実行委は大会公式ホームページに来場者向けの文書を掲載。泥の除去と通路の洗浄を行ったが完全な原状復帰には至っていないとして、「足元に注意するとともに長靴の持参を勧める。会場が河川敷であることを考慮し協力をお願いしたい」としている。

大仙市

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