弘前城天守曳(ひき)戻し工事を盛り上げるイベント「ひっぱれ!けっぱれ!弘前城」は2日目の22日、市民らによる人力で天守を引っ張る体験が始まった。この日は市内外の約千人がかけ声に合わせて綱を引き、重さ約400トンの天守を計1.13メートル動かした。参加者は「重かった」「動いたね」と笑顔を見せ、1915(大正4)年以来111年ぶりとなる天守曳戻しの大事業に加わった手応えをかみしめた。イベントは28日まで。
曳戻し体験は午前9時半から始まった。初回、約80人の参加者は「RETURN(リターン)弘前城」のロゴが入った専用の黄色い軍手をはめて天守の前へ。天守を支える鉄骨に取り付けられた長さ約30メートルの綱を握り、「そーれ」のかけ声に合わせて力いっぱい引き、天守を計5センチ動かした。
初めて天守を引いた五所川原市の小野晃司さん(51)は、11年前に石垣修理のため行われた曳屋ではタイミングが合わず体験できなかったといい、「今回でリベンジできた。貴重な体験ができてうれしい」と充実感をにじませた。妻の恵理さん(50)は「一体感があったし、一生懸命引っ張って10センチ動いて良かった。弘前城をゆっくり見たことがなかったので、(存在感に)圧倒された」と話した。
6月から始まった工事では、天守を3回に分けて約77メートル移動させ、11月中に元の天守台へ着座させる予定。現在は1次移動として約18メートル動かした状態で、人力で天守を引っ張る体験は2次移動の一環。期間中の22~26日のほか、29、30日も合わせて約4千人が約5メートル動かす。
イベントではこのほか、石垣を間近で見られる「内堀内覧」や、観光舟の初めての西堀運航などが行われた。
曳戻し体験は午前9時半から始まった。初回、約80人の参加者は「RETURN(リターン)弘前城」のロゴが入った専用の黄色い軍手をはめて天守の前へ。天守を支える鉄骨に取り付けられた長さ約30メートルの綱を握り、「そーれ」のかけ声に合わせて力いっぱい引き、天守を計5センチ動かした。
初めて天守を引いた五所川原市の小野晃司さん(51)は、11年前に石垣修理のため行われた曳屋ではタイミングが合わず体験できなかったといい、「今回でリベンジできた。貴重な体験ができてうれしい」と充実感をにじませた。妻の恵理さん(50)は「一体感があったし、一生懸命引っ張って10センチ動いて良かった。弘前城をゆっくり見たことがなかったので、(存在感に)圧倒された」と話した。
6月から始まった工事では、天守を3回に分けて約77メートル移動させ、11月中に元の天守台へ着座させる予定。現在は1次移動として約18メートル動かした状態で、人力で天守を引っ張る体験は2次移動の一環。期間中の22~26日のほか、29、30日も合わせて約4千人が約5メートル動かす。
イベントではこのほか、石垣を間近で見られる「内堀内覧」や、観光舟の初めての西堀運航などが行われた。