ジェンダー表現、広告で考える 弘大資料館で企画展

弘大資料館で始まった「わたしたちはわかりあえないからこそ○○する展」

 青森県弘前市の弘前大学資料館で23日、広告やメディアとジェンダー表現を考える企画展「わたしたちはわかりあえないからこそ○○する展」が始まった。2025年に都内で開催され話題となった展覧会の巡回展で、新たに弘大の学生たちが企画・制作した作品も展示する。8月26日まで。

 主催は弘大教育学部、弘大資料館など。東京都港区の広告専門博物館「アドミュージアム東京」で25年に開催された「わたしたちはわかりあえないからこそ」展を基に、弘大で行われた実践講義の成果を紹介している。

 同展は、国内外の広告事例を通して、身近に潜むジェンダーバイアス(性別に基づく固定観念)や偏見を指摘。「人と人はわかり合えない」を前提に、工夫の凝らされた広告を「問いかけてみる」「決めつけをやめてみる」といったアプローチごとに並べ、コミュニケーションの可能性を探る。今年2月に京都でも巡回展が行われた。

 弘大で本年度講義を受けた女子学生2人と、弘大グリーンカレッジ生の70代男性2人は、同展の企画背景や展示構成を学習。その上で自分たちも、従来のジェンダー観にとらわれないCMや、オペラの読み替え演出について分析と解説を行い、展示している。

 企画展運営事務局の出(いで)佳奈子・教育学部准教授は「ジェンダーギャップは解消されている、身の回りにジェンダーの問題はない-と思っている若い世代や中高年に特に見てほしい」と話した。

 企画展は入館無料。日曜、祝日、盆期間は休館。問い合わせは同館(電話0172-39-3432)へ。

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