自信作のリンゴ、弘前さくらまつりで販売 農家・清野さん

手間暇をかけて育てたリンゴを使った「カットりんご」をアピールする清野さん

 青森県弘前市のリンゴ農家・清野友太さん(27)が、弘前公園で行われている弘前さくらまつりで自身が栽培したリンゴを使った「カットりんご」を販売している。「自分が育てたリンゴを直接お客さんに届けたい」と昨年から出店を始め、若者を中心に人気を集めている。

 清野さんが店主を務める出店は「藤次郎」。「カットりんご」にリンゴの果肉をふんだんに使ったアイスをトッピングした商品や、「カットりんご」が入っている「りんごサワー」、あんかけ焼きそばなども販売している。

 清野さんの畑は同市下湯口にあり、周りのリンゴ農家と品質を競い合っているという。情報交換しながら剪定(せんてい)や摘果などを工夫しており、手間暇をかけて育てたリンゴは大きく、甘く、色付きも良い自信作。店に並ぶ「カットりんご」には「ふじ」と「星の金貨」を使っている。

 清野さんにとって弘前さくらまつりは幼い頃から毎年のように訪れている思い出が詰まったイベント。「この先もずっと続いてほしい。そのために自分も店を出す立場として、まつりを盛り上げることに協力したい」と意気込んでいる。

 清野さんは当初、「カットりんご」は観光客の人気を集めるのではないかと予想していたが、特に購入するのは地元の中高生。「普段からリンゴを食べていても、やっぱり青森県の人はリンゴが好きなんだと、県民性を感じた。地元の人たちにもリンゴのおいしさを改めて感じてもらえたら」と語った。

 若手農家として、リンゴの魅力を伝えることにも意欲を見せている。「多くの人が集まるさくらまつりでリンゴを売ることで、ブランド力を高めることに貢献できたら。農家が減ってきているので、若手農家代表として積極的に活動していきたい」と力を込めた。

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